こんにちは、皆川です。
前回は、栄養素の構成と食欲の関係ということについて、また、新たな文献をご紹介してみました。
但し、研究の対象や方法についてのご説明だけで終わりましたので、今回は、その結果について、ご説明します。
唯一コメント下さった ナミナミ さん、気を持たせてすみませんでした。
では、結果の発表です。（ますます、気を持たせています。）
この研究でわかったことは、３つあります。
� �高炭水化物食の方が、高脂質食より、食後の血液中のグレリン値を下げ、空腹感も抑えた。
�◆々眞鎖絏淑�食及び高脂質食に対するグレリンの反応と、レプチン・インスリン・グルコースの食後の生理的な変化との間に、相関はみられなかった。
�� 食後の、血液中のグレリン値の変化と空腹感の度合いの変化との間には、かなり、ポジティブな関係が見られた。
ウーン、なんのこっちゃ、と言われる方も多いかもしれませんので、解説します。
ごちゃごちゃと（原文では、もっともっとごちゃごちゃです。）いろいろ、並べ立てましたが、
皆さんにとって、最も関心があるのは、
脂質を減らして、炭水化物の多い食事を摂った方がいいのか
炭水化物を減らして脂質の多い食事を摂った方がいいのか、
その点に尽きると思います。
結論： この論文の著者らは、炭水化物の多い食事の方に軍配を上げています。
理由： 炭水化物の多い食事の方が、食後、より空腹感が満たされ、しかも、調べた時間の範囲内では、それが、持続していたからです。
要するに、炭水化物の多い食事の方が、食べたあとの満腹感はあり、しかも、そのあともお腹が比較的空きにくい、ということになるわけです。
簡単に言ってしまうとこんなところです。
ただ、いくつか補足すべき点やこの研究自体の問題点もあります。
それについては、明日、発行されるメールマガジンの方で、わかりやすく、ご説明するつもりですので、そちらの方も、是非、ご覧下さい。
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