5年間フィットネスクラブのインストラクターをしておりました。
プロボクサーになり初めての試合で負けました。
そのとき、試合中左後頭部から舌にかけて痺れが出て「この仕事を続けるのは無理だ」と判断し、
これからは、人の身体を壊すのではなく人の身体を治す仕事をしようと指圧の道に入り、6年目現在も毎日修行のみでございます。
「人生のツボ押します」このブログを通して一人でも多くの悩める人のヒントになればと心から願っております。
「経済的・身体的・精神的自由への加速成功」をみなさんも実践経験して行きましょう。”
体脂肪の測れる体重計をみると、なにやら、足の乗っかる部分には、金属が、貼られています。
あれは、実は電極なのです。
そこから、微弱な交流の電流が流れており、その上に乗ると、乗った人の体に電流が流れるようになっています。
電流といっても、極めて弱い電流なので、ビリビリと体に感じるようなことはありません。
そして、その電流の流れやすさを計測することで、体脂肪率を測っているのです。
もう少し、詳しく説明しましょう。
我々の体の中で、脂肪組織を含まない部分は、水分と電解質に富んでおり、このような部分は、電流を通しやすくなっています。
これに対し、脂肪組織は、水分をほとんど含んでおらず、電流が流れにくくなっています。
ですから、体に電流を流してみて、電流が良く流れるようであれば、水分や電解質をたくさん含んでいる組織、すなわち、脂肪を含まない組織が豊富であると、判断できます。
反対に、電流が流れにくかったとすると、水分が少ない組織、すなわち、脂肪組織がたくさんあったと判断できます。
この原理を使うことで、体の中に、どれくらい脂肪があるか、推定することができるわけなのです。
ここでポイントとなることは、
家庭用の体重計で、体脂肪率を測れる場合、直接、体脂肪の量を測っているわけではなく、電流の流れやすさを測っているだけだという点、
そして、その電流の流れやすさは、主に、体内の水分量に左右されるという点です。
このことを理解していないと、状況によって、測定値にかなりの誤差が生まれる、ということが理解できません。
たとえば、運動をした後や、サウナに入って、かなり、汗をかいた後に、体脂肪率をはかると、思ったより、多く出る可能性があります。
なぜかというと、もう、お分かりかと思いますが、体内の水分量が減ったために、電流が流れにくくなり、そのために、体脂肪率が、実際より多く表示されてしまうのです。
また、食事で水分をたくさん摂った後などでは、体内の水分量が増しているため、電流を通しやすい状態になっているため、体脂肪率は、実際より、少なく表示される可能性があります。
そのほかにも、測定する時の姿勢や電極と皮膚との接触状態、室温、体温、測定の時間帯、発汗、排尿など様々な条件で、測定値は左右されますので、やはり、できるだけ、同じ条件で測定することが求められます。
ですから、たとえば、夕食前でしかも入浴前などがいいかもしれません。
また、できれば、測定前に、足及び電極部分をアルコールで拭いておいた方が良いでしょう。
また、メーカーが、異なると測定値にも微妙な違いの出てくる可能性があることにも注意が必要でしょう。
ところで、初めの方で述べた、骨量や筋肉量のことですが、これらは、直接、測定されているわけではなく、測定した電気抵抗値をもとに、いろいろなデータから推計した数値にすぎないわけです。
以上の点をご理解のうえ、体重・体脂肪の測定を行われるとよろしいかと思います。
最近は、お手頃な価格で、いろいろな機能のついた体脂肪計が出ています。→コチラ
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