こんにちは、皆川です。
昨夜、やっと日本に帰ってきました。
ドイツでは、残念ながら、インターネットに、接続できる環境がなかったため、ブログを発信することができませんでした。
私が行った場所は、フランクフルトから、南へ、車で(速度無制限でお馴染みのアウトバーンを)ぶっとばして、1時間半ほどのところにある、バーデンバーデンという町でした。
ここは、温泉保養地で知られているところで、ドイツ人には、かなり、人気のある場所です。というのは、まず、気候が温暖で、温泉などの保養地があり、自然も豊か、そこへきて、高級住宅地、いった具合に、好条件が揃った町だからです。
ドイツのお金持ちにとっては、年をとったら、バーデンバーデンに移り住み、余生を過ごすのが、憧れらしいです。そんなすばらしい町なのです。
あいにく、バーデンバーデンとしては珍しく、雪が降っており、かなり寒かったのですが、まあ、予定通り、インターナショナル・スピーカーズ・トレーニングに参加してまいりました。
さて、このトレーニング(別に運動のトレーニングでは、ありません。朝から晩まで、ひたすら、お勉強とプレゼンテーションの訓練です。幸い、同時通訳がつきますが、ドイツ語を英語に直してくれる通訳です。)のお話に入る前に、そもそも、このトレーニングで勉強する「ホモトキシコロジー」という治療が、なんなのか、そのお話から、してみたいと思います。
最近、デトックスという言葉を、割りとよく、耳にするようになったのではないでしょうか。日本語にすると「解毒」ということになり、いかにも古めかしい言葉になりますが、意味は同じです。
デトックス(解毒)によって、健康になる、あるいは、ダイエットできる、といったことが謳われ、皆さんの関心が集められるようになってきているのではないでしょうか。
ホモトキシコロジーという治療法は、まさに、この解毒を促すことに主眼をおいた、治療法なのです。
決して、最近始まったばかりの歴史の浅い治療法ではありません。
既に50年以上も前に、ドイツ人医師の、Reckewegという人が、この治療法を考え出し、その治療に使われる薬を製造する製薬会社まで、作り上げてしまったのです。
一言で、この治療法を説明しますと、「人間の体に起こる病気の多くは、体に取り込まれた毒素(広く体にとって有害なもの全てを指す)を排除するために起こっているものであり、排除する過程で出現する現象をもって病気と表現している」ということです。
ちょっとわかりにくいかもしれません。
要するに、例えば、一般に鼻かぜを引き起こすといわれているウィルスが、体に侵入してくると、体の方は、侵入されまいとして、鼻水をたくさん出して、これを体の外に出そうとします。
ウィルスが、鼻水を出させて風邪という状態を引き起こしているのではなく、体がウィルスに対して抵抗している時に起こってくる現象が鼻水だと考える、ということなのです。
そして、この考え方は、多くの病気に当てはまることなのです。
これが、ホモトキシコロジーの考え方です。
従って、病気の治療は、この場合は、鼻水を薬で抑えたりするのではなく、体が、ウィルスを排除する過程を促すための薬を使って治療する、極めて自然な治療なのです。
ホモトキシコロジーの「ホモ」は、「ホモサピエンス」すなわち、人間の意味です。「トキシ」は、「トキシン」すなわち毒の意味です。「コロジー」は学問のことです。
つまり、人間の毒、あるいは、解毒について研究する学問、という意味です。
さて、実は、これが、ダイエットといいますか、肥満の治療と関係があるのです。肥満という現象に対する捉え方が、通常の捉え方とはちょっと異なっており、ホモトキシコロジー独特の考え方で肥満に対してアプローチを行っているのです。
次回からは、このことについて、説明していきたいと思っています。
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