2005年12月31日

★こちらは目次です★

○最新記事は、こちらです。(7月15日更新)
    ↓ ↓ ↓ ↓
○ダイエットに関する医学文献のご紹介
  ■スポーツ選手の減量法
  ■肥満と睡眠との関係
  ■レプチンやグレリンとの関係
       ・食事内容とグレリン値の関係        ・グレリンのお話
       ・ダイエットとホルモンの関係         ・夢のやせ薬
       ・ピロリ菌の除菌で太った?       ・さて、論文の結論は?                                                                                       ・ピロリ菌の除菌で太る理由
  ■運動の効果
   ・運動が減量に及ぼす効果          
   ■アトキンズ・ダイエット
   ■ダイエットサプリメント
    ・L-カルニチンのお話             ・(続)L-カルニチン
    ・人間の場合のデータ              ・さて、その理由は?
    コエンザイムQ10のお話          他の研究報告について       
   ■低インスリンダイエット
     ・低インスリンダイエットの落とし穴(2)
  ■高炭水化物ダイエット
    ■高タンパクダイエット
       
   ■各種ダイエットの比較
    ■体重セットポイント説 
   ■体脂肪率の測定
    ■皮下脂肪の話
    ■肥満とホルモン
     ・低体温の原因は?              ・大人も成長する?
     ・肥満とコルチゾールの関係        ・ズバリ、そのホルモンとは?
   その他
     ・肥満体質検査
     ・禁煙後の肥満
   ・(続)カロリー密度とは?
  
Posted by ktamaoku at 23:59Comments(403)TrackBack(22)

2005年07月15日

レプチンって、増やすことはできないの?

脂肪組織から分泌されているレプチンというホルモンによって、食欲が強力に抑えられるというのなら、これを増やす方法があれば、やせられるのになあ、と思われた方もあるでしょう。

実は、既に1999年10月にHeymsfield らによって、正常者と単純性肥満者に対するレプチンの初めての臨床試験が行われているのです。
 

正常者54人、肥満者73人に対し、24週間、連日レプチンの注射薬の皮下注射を行い、体重の変化を調べています。

その結果、極めて高用量のレプチンを投与したグループでは、減量効果が得られたのですが通常の用量のレプチンを投与したグループでは、残念ながら、減量効果は得られなかったのです。
 

その理由は、肥満者の場合、正常者に比べて、レプチンは、血液から脳の方へ移行しにくいからなのです

レプチンを皮下注射すると、徐々に血液中に入っていきますが、レプチンが効果を発揮するためには、脳の中に入ってかなければなりません。

脳の中に入ることで初めて、体をやせる方向に導くいろいろな作用が発揮されるわけです。

ところが、肥満者の場合、血液中のレプチンの濃度が高くても、脳の方に入っていきにくいため、その効果が発揮されにくいのです。

このことは、血液中のレプチン値と脳脊髄液中のレプチン値とを比較した研究の結果から、明らかとなっています。

つまり、肥満者というのは、「脂肪がたっぷりついてますよ〜」ということを知らせるシグナルが、体から出ているにもかかわらず、その情報が、脳の方に伝えられていない状態と考えられます。

ですから、この情報伝達の異常が改善されれば、辛いダイエットや運動などせずとも、体のコントロールタワーである脳が、脂肪が増えすぎれば、きちんとこれを減らす方向に、体を導いてくれるわけで、なんの苦労もいらないはずななのです。

でも、残念ながら、まだ、これを改善する方法は、見つけられていません。

この情報伝達の異常を改善する方法が見つかれば、肥満に苦しむ人は、なくなるかもしれません。

きっと、ダイエットの革命が起こるでしょう。
 
ところで、オススメE−ブック、読まれましたか?
 
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
  
Posted by ktamaoku at 12:59Comments(5)TrackBack(2)

2005年07月04日

トレーニングによるストレスと肥満

ストレスと食欲とは、密接な関係にあるもののようです。

海外の文献をみると、こんな研究がありました。

ボート選手を対象に、トレーニングによるストレスの増減が、レプチンの分泌にどのような影響を与えるか、という研究です。

レプチンのこと、覚えていますか?
これまで、何度か説明したことがありましたが、脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲を強力に抑える働きをもっているものでしたね。

対象となったボート選手は、12名で、年齢は、平均20歳(17歳〜23歳)体脂肪率 10.4±3.2 % というスポーツマンばかりでした。

結果ですが、トレーニングのストレスを22%増加させると、血液中のレプチン濃度は、8%減少しました。

レプチンが減ったということは、食欲は増したということですね

そして、更に、25%ストレスを増やすとレプチンは、更に35%も減りました。

つまり、ますます、食欲は増したということです。ヤケ喰いに近い状態かもしれません。

ところが、トレーニングの手を緩め、ストレスを一気に50%減らしてあげるとレプチンは、29%増えたのです。

つまり、今度は、食欲は落ちたわけです。

このことからわかるのは、ストレスが増すと食欲は増し、ストレスが減ると食欲も落ちるということです。

身に覚えのある方、いらっしゃませんか?

受験や就職をきっかけに太り始めた方の場合、ストレスが肥満の大きな原因になっている可能性があります。

ストレスは、できるだけ、溜め込まないように気をつけましょう。でも、そう簡単ではないかもしれませんが。

ただ、みんながみんな、ストレスを受けるとヤケ喰いをしたり、太り始めたりするわけでもないでしょうから、やはり、肥満遺伝子の有無が、からんでくるのでしょうか。

参考文献:Hormonal reactions during heavy training stress and following
tapering in highly trained male rowers.
Mäestu J - Horm Metab Res - 01-FEB-2003; 35(2): 109-13
 
ところで、オススメE−ブック、読まれましたか?
 
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
  
Posted by ktamaoku at 13:08Comments(3)TrackBack(0)

2005年06月27日

ストレスによる肥満

こんにちは、皆川です。
 
ストレスが原因で太ることって、よくあります。 

また、そのストレスを引き起こしている原因がはっきりすれば、減量に役立つこともあります。

Modern Physician という雑誌の今年の1月号に掲載されていた、京都府立医大の吉田俊秀教授の論文に、こんな話が載っていました。

ある肥満の女性が受診された際に、訴えを聞いてみたところ、出掛けるたびにお姑さんから、「どこへ行くの」「いつ帰るの」と聞かれるため、いつも監視されているようで、大きなストレスになっていた。

そこで、この患者さんに、「毎食後の散歩の途中、川原で大声を出してみなさい。」というアドバイスをしたところ、ストレスが発散されるようになり、過食がおさまり、治療前、102kgあった体重が、8ヵ月後には、66kgまで減量できた、という話が載っていました。

ストレスが発散されるようになっただけで、そんなにも、違うものかというくらい、ドラマティックな例ではありますが、ストレスと食欲とは、密接な関係にあるもののようです

 ところで、オススメE−ブック、読まれましたか?
 
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
  
Posted by ktamaoku at 16:46Comments(268)TrackBack(0)

2005年06月17日

肥満に効く漢方薬

 
肥満に効く漢方薬などという見出しをつけると、いかにも、怪しい中国からの輸入漢方薬を頭に思い浮かべた方もいらっしゃるかと思います。

しかし、ここで取り上げるのは、そんな怪しい漢方薬ではなく、日本国内できちんと承認され、しかも、肥満症に対して、健康保険の適応まである、漢方薬です。

ちゃんと、保険が効く漢方のやせ薬があったって、ご存知でしたか?
しかも2つも。

今回は、そのうちのひとつ「防風通聖散(ボウフウツウショウサン)」について、説明してみたいと思います。

この漢方薬は、18種類の生薬からなりますが、京都府立医大の吉田俊秀教授によれば、肥満マウスを用いた実験で、白色脂肪組織の脂肪分解作用と褐色脂肪組織の熱産生効果により、やせるということが確認されています。

この漢方薬と食事療法との併用により、6ヶ月間で、食事療法だけの場合と比べると、3kg多く減量できたという報告があります。

6ヶ月間で、わずか3kgと思われるかもしれませんが、まともな漢方薬の減量効果というのは、そのくらいマイルドなものと考えるべきなのでしょう。
 
ただ、それでも1%の頻度で肝障害の副作用が出ることがあります。

1ヵ月で5kgも6kgもやせる薬の方が、おかしい、危険なものと考えるべき
かもしれません。

欧米で使われている抗肥満薬のシブトラミンやオルリスタット(日本では、まだ、未承認)のような薬剤でも6ヶ月の内服で4〜6kgの減量効果しか期待できないといわれています。

尚、漢方薬の場合、「証(ショウ)」といって、同じ薬でも、効きやすい体質と
そうでない体質というのがあります。

「防風通聖散」の場合、「実証」といって、同じ肥満でも体力の充実した方の肥満に効果があるようです。

体力の低下した方の肥満には、もうひとつの漢方薬である「防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)」の方が、適しています。

参考文献:
吉田俊秀:肥満治療に関するQ&A   綜合臨牀, 53(2) : 355-360, 2004.
 
 現在、自宅で手軽にできる肥満遺伝子の検査は、β3アドレナリン受容体遺伝子の変異についてのものです。
 
このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
 
 
  
Posted by ktamaoku at 07:39Comments(3)TrackBack(0)

2005年06月14日

テイラーメイド型ダイエット

こんにちは、皆川です。
 
オススメE−ブック、読まれましたか?
 
 

さて、現在、進められている遺伝子解析の研究が進み、ひとりひとりの肥満に関する遺伝的な背景が、明らかにされるようになれば、個人個人の体質に合わせたテイラーメイド型の肥満指導が可能になるといわれています。

このことについて、もう少し、わかりやすく説明したいと思います。

例えば、以前、ご説明しましたβ3アドレナリン受容体遺伝子の変異を持つ人の場合、1日あたりの基礎代謝量が200kcal 少ないため、一日あたりの摂取カロリーをその分減らすか、運動でその分、消費してもらう必要があるわけです。

ご飯でいえば、お茶碗1杯分、ウォーキングでいえば5,000歩程度に相当します。

また、他の遺伝子の変異がある場合、高脂肪食を摂ったあとの熱産生能が、低下していることもあるようです。

肥満に関する遺伝子変異としては、現在、40種類以上、見つかっているようです。

肥満に関係する遺伝子を調べ、自分の場合、どの遺伝子の変異があるか、ということがわかれば、どういう食事を摂ると太りやすく、どんな運動をするとやせやすいか、といったことが的確に、示される時代が、いずれやってくるかもしれません。

これまでに、ダイエットに対するいろいろな食事法の効果について書かれた論文をご紹介してきましたが、どの食事法もそれなりの効果がみられるようでした。

つまり、炭水化物を減らすダイエットがよいとするものもあれば、脂肪を減らすとよい、というものもあり、更には、高タンパク食がよいとするものもあったりするため、一体、どれが本当によいのか、わからない、というのが正直なところでした。

でも、変異のある遺伝子というのは、人によって、いろいろでしょうから、適したダイエット法というのが、各人、違っていても、なんら不思議ではないのかもしれません。

ですから、一律に、炭水化物を減らしたダイエットがよいとか、脂質を減らしたダイエットがよいとかいったことは、いえないのかもしれません。

今後は、ダイエットも、遺伝子を調べて、その結果を見て、あなたには、このダイエット法がいいですよ、そちらのあなたには、別のダイエット法があってますよ、とアドバイスされる時代がやってくるのかもしれません。

現在、自宅で手軽にできる肥満遺伝子の検査は、β3アドレナリン受容体遺伝子の変異についてのものです。
 
このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
  
Posted by ktamaoku at 07:21Comments(2)TrackBack(1)

2005年06月09日

腹筋を6つに割る?

こんにちは、皆川です。

最近、平日はジョギングさぼりがちです。週末は、なんとか10kmのジョギング続けていますが。

さて、ダイエットにはジョギングやウォーキングといった有酸素運動がよいことはもちろん、ご存知だと思いますが、基礎代謝量を増やすには、やはり、筋肉をつけなければなりません。

筋トレやってますか?

ちょっと、ご自分のお腹を見てみて下さい。腹筋しっかり、見えますか?

きちんと左右3段づつ、あるいはもっと、分かれて見えてますか?

3段腹じゃ、ありませんよ!
腹筋ですよ!

お肉、タプタプで3段になっているような方は、こちらをご覧下さい。

自宅で簡単ダイエット!30日で腹筋を6つに割る方法
 
http://tinyurl.com/d4aqf

これ、別に腹筋を鍛える方法だけを説明したものではありません。

ダイエットと筋トレについてのきちんとしたノウハウを伝授してくれるモノなのです。

ただ単に、やり方を説明しただけのどこにでもあるようなシロモノではありません。

しっかりした理論と著者自身が実際に実践してみた上でのノウハウが満載されています。

これだけのもの、ちょっと他にないのではないでしょうか。
ダイエットのきちんとした理論と実践的なノウハウを学びたい方、必見です。

ちなみに、この著者の6つに割れた腹筋がバッチリ写っている写真、お見逃しなく!! 

 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。

 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓

 

  
Posted by ktamaoku at 12:02Comments(2)TrackBack(0)

2005年06月06日

お金のかからないダイエット法

こんにちは、皆川です。

キックボクサーの方が減量のために行ってきたダイエット法を書いたE−ブック、なかなか、好評のようです。

まだ、短期間ですが、結果を出された方も少しずつ出てきているようです。

さて、世の中にはいろいろなダイエット法があり、試してみようかと思うものの、結構、お金のかかるものが多く、毎月の出費が相当な額に達している方もいらっしゃるようです。

そんな方に、おすすめのE−ブックを見つけました。

この方法で、わずか6ヶ月で、90kgから58kgまでやせることに成功した方がいるようです。

また、その方のほかにも、この方法で、2ヶ月で10kgやせた方、3ヶ月で16kgやせた方もいるようです。
 
このE−ブック、メールや電話によるサポートも付いているので心強いですね。

一般に云われているダイエット法にはない方法も、もちろん、このE−ブックには書かれていますが、私が、このE−ブックを読んでみて、大変、興味深かったのは、キックボクサーの方が書かれている方法と共通するノウハウが、一部、あったことです。

どちらも経験に基づくダイエット法ですが、こうしたものの中に、意外と真実が隠されているのかもしれません。

科学的な理論というのは、大抵、経験が出発点になっているものです。

 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。

 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓

 


  
Posted by ktamaoku at 23:24Comments(1)TrackBack(0)

2005年06月02日

肥満体質検査

最近、肥満遺伝子を持っているかどうかが、自宅で簡単に調べられるようになったことをご存知ですか?

↓コチラです。

肥満体質検査

肥満遺伝子を持っている人は、太りやすいので、ダイエットの方法も変えていく必要があります。

ダイエットの前に、まず、この検査、受けられてはいかがですか?

遺伝子検査の結果に加えて、詳細なダイエット指導のコメントも付いてくるようですよ。

 ▽ ↓こんなE−ブック見つけました。

 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓

 

 

  
Posted by ktamaoku at 00:32Comments(5)TrackBack(0)

2005年05月31日

国民栄養調査によると?

 こんにちは、皆川です。
 
メルマガの方、本日から、最新号は公開していますので、ぜひ、ご覧下さい。
 
国民健康・栄養調査って、ご存知でしたか?
 
平成15年 国民健康・栄養調査結果の概要について
 
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/04/h0421-1.html
 
この結果を見て、ビックリしました。
肥満は増えているというのに、摂取カロリーは、1975年以降減り続けているんですね。
 
また、最近の運動不足が肥満の大きな原因のように云われていますが、この調査の結果をみると、以前に比べて、運動習慣のある人の比率、別に、それほど減っているわけでもなさそうですよね
 
いや、むしろ、少し増えているくらいです(特にお年寄り)。
 
それなら、なぜ、肥満が増えるんでしょうね?
 
よくわかりません。
 
ところで、肥満に遺伝が大きく関わっているのは明らかですが、日本人の場合、倹約遺伝子のひとつである、「ベータ3アドレナリン受容体遺伝子」の変異がかなり、多いといわれています。
 
ちょっと難しそうな言葉が並びましたが、次回のメルマガで、やさしく解説しようと思います。
 
 
ところで、ダイエットについては、医学的な情報もあれば、スポーツ選手が出されている情報もあります。
 
後者の情報の中で、キックボクサーが、長年の減量経験をもとに作られたE−ブックを見つけました。
 
ダイエットの常識を覆すような驚きの内容でした。 
悲しいけど、医者の私には、なかった発想です。
 
       ↓↓コチラです。↓↓
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
  
Posted by ktamaoku at 12:52Comments(4)TrackBack(1)

2005年05月29日

キックボクサーの減量法

 こんにちは、皆川です。
 
しばらく、お休みしてしまいました。
ブログとメルマガの両方をやっていくのはなかなか大変です。
この1週間、今後どのように連携させていくか、考えていました。
 
そこで、出した結論としては、メルマガ主体で、ブログの方は、メルマガの記事を補足するような形にとどめようということに致しました。
 
ですから、お手数ですが、ぜひ、メルマガの方をご登録いただき、お読みくださればと思います。
 
明日5月30日配信のメルマガですが、「肥満と遺伝」というテーマでお送りしたいと思います。続編も出す予定です。
 
ところで、ダイエットについては、医学的な情報もあれば、スポーツ選手が出されている情報もあります。
 
後者の情報の中で、キックボクサーが、長年の減量経験をもとに作られたE−ブックを見つけました。
 
ダイエットの常識を覆すような驚きの内容でした。 
悲しいけど、医者の私には、なかった発想です。
 
       ↓↓コチラです。↓↓
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
  
Posted by ktamaoku at 23:28Comments(2)TrackBack(0)

2005年05月23日

グレリンと睡眠の関係

 こんにちは、皆川です。
 
 先日、「東洋医学でカッコよくキレイに・・・」の谷口先生から、睡眠とレプチンとの関係について、ご質問をいただきました。
 
 熟睡した時と普通の睡眠時のレプチン分泌量の違いについて、調べたものは、今のところ、見当たらないのですが、グレリンと脳波の関係について調べてものがありましたので、ご報告します。
 
グレリンは、ご存知のように、胃などから分泌されて食欲を高めるホルモンです。
 
グレリンを1時間ごとに静脈注射しつつ、睡眠中の脳波を調べた研究があります。
 
グレリンの投与後、睡眠中に現れる、ゆっくりした脳波の出現頻度は、増え、REM睡眠(夢を見ている状態)は、減少しています。
 
また、成長ホルモンやプロラクチンといった睡眠中に増えるホルモンの分泌が、グレリンの注射後、増加しています。
 
これらのことから、グレリンは、睡眠を促すホルモンと考えられそうです。
 
睡眠と肥満との関係、なかなか興味深いです。
 
ところで、今朝の新聞の折込広告に、肥満解消に効果があるという枕が、載っていました。
 
残念ながら、その効果について、私は全く知りません。
 
睡眠と肥満のお話を続けて取り上げていると、その枕を売っている会社の回しものかと思われそうですが、一切、関係ありません。念のため、お断りしておきます。
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
 
参考文献:

Ghrelin promotes slow-wave sleep in humans.

Weikel JC - Am J Physiol Endocrinol Metab - 01-FEB-2003; 284(2): E407-15
 
  
Posted by ktamaoku at 18:02Comments(3)TrackBack(2)

2005年05月20日

睡眠不足は肥満をもたらす

こんにちは、皆川です。

前回、夜型人間は太りやすい、というお話をしました

さて、今回も睡眠と肥満との関係について調べた研究をご紹介したいと思います。

さて、今回は、シカゴ大学の Spiegel K らの論文をご紹介します。

彼らは、睡眠不足が食欲に与える影響を調べるため、12人の健康な男性を対象に、実験を行いました。

その実験では、2日間、睡眠時間を、4時間に制限した場合と10時間に伸ばした場合とで、食欲の変化や血液中のレプチン(食欲を抑えるホルモン)、グレリン(食欲を高めるホルモン)の値がどう変わるかを調べています。

それによると、睡眠時間を4時間に制限した場合は、10時間寝た場合と比べて、食欲を抑えるホルモンであるレプチンの値は、18% 減っていました。

また、食欲を高めるホルモンであるグレリンは、28% も増えていました。
空腹感や食欲を表すスコアは、それぞれ、23% ,24% 増えていました。

以上のことからわかることは、睡眠時間が短いとお腹が空きやすく、食欲が増してしまうということです。

また、この研究とは別に、昨年、コロンビア大学から出された報告によれば、睡眠時間が4時間以下の人は、7時間から9時間睡眠をとっている人に比べ、実に、73% も肥満になりやすい、ということです。

また、時間しか寝ない人は、十分な睡眠を取っている人に比べ、50% も肥満になりやすい、というデータも出ています。

いくら、頑張ってダイエットをしていても、睡眠をしっかりとらないとダメだ
ということですね。 
 
このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
 
参考文献: Ann-Intern Med-7-Dec-2004;141(11):846-50
  
Posted by ktamaoku at 01:06Comments(7)TrackBack(2)

2005年05月17日

夜型人間は太りやすい?

こんにちは、皆川です。

さて、今回は睡眠と肥満に関するお話をしてみたいと思います。

山梨医大で医学科の学生を対象に行われた研究があります。

学生を2つのグループに分け、片方は、朝8時までに起床し、3食きちんと食事をし、夜10時までに就寝する摂生群。

もう一方は、夜型の生活を送り、朝食は抜き、夕食で1日の摂取量の半分以上を摂取する不摂生群。

以上の2群に分け、1週間、生活させました。

1週間後、血清メラトニン、レプチン、インスリン、グルコースの日内変動を調べました。

その結果、不摂生群は、摂生群に比べて、血清レプチンの分泌量が、減少していることがわかりました。

血清レプチンというのは、脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲を強力に抑えるものです。

ということは、夜型の人は、規則正しい生活を送っている方に比べ、食欲があり、しかも、夜中でも食欲があるため、夜食など食べてしまう可能性が高いわけですね

また、このレプチンというホルモンは、摂生群では、夜間、深夜3時をピークに、分泌量が多くなっているのですが、不摂生群では、深夜でも、あまり、分泌量は、増えておらず、真夜中でも、お腹が空いて食べたくなってしまうかもしれないわけです

更に、不摂生群では、夕食で1日の摂取カロリーの半分以上を摂っているため、インスリンの分泌量が、夜中の12時にピークを迎えており、しかも、その値は摂生群の約2倍と高い数値でした。

インスリンがたくさん分泌されれば、皮下脂肪が貯まり、太るわけですから、やはり、不摂生群のような生活は避けるべきでしょう。

夜型人間の方、要注意です。

 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
 
参考文献: 山梨医大紀要 第18巻、7−10(2001)
  
Posted by ktamaoku at 23:59Comments(5)TrackBack(0)

2005年05月15日

(続)カロリー密度について

こんにちは、皆川です
 
 前回の記事に対して、零梛 さん、ミリエ さんコメントありがとうございました。
 
 今回は、引き続き、カロリー密度についてのお話をします。
 
 カロリー密度の低い食べ物を食べることは、食べ物の栄養素の割合いろいろ変えるより、摂取カロリーを減らすのに役立つといわれています。
 
 また、先に、カロリー密度の低いもの(フルーツ、野菜、豆など)を食べておくとそのあとの食事で摂るカロリーは、かなり、減ったという研究があります。
 
 他の研究によれば、カロリー摂取は、カロリー密度の高いものを食べるほど、増えたとも云われています。
 
 カロリー密度の高い食べ物(肉やデザート)を食べた後のカロリー摂取量は、カロリー密度の低い食べ物(フルーツや野菜など)を食べたあとのカロリー摂取量の2倍だったという報告もあります。
 
 ですから、フルーツや野菜などのようなカロリー密度の低いものを食べて、お腹を膨らませてから、肉などのカロリー密度の低いものを食べる、全体としては、摂取カロリーを減らせそうだということのようです。
 
 これ、むらさんのフルーツダイエットの理屈そのままですね。
 
このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
 
参考文献:

Dietary approaches to the treatment of obesity.

Makris AP - Psychiatr Clin North Am - 01-MAR-2005; 28(1): 117-39, viii-ix
  
Posted by ktamaoku at 23:10Comments(2)TrackBack(2)

2005年05月13日

カロリー密度とは?

 こんにちは、皆川です
 
 前回の記事に対して、ミリエ さん、コメントありがとうございました。
 
 カロリー密度(energy density) という言葉をご存知でしょうか?
 
 カロリー密度(energy density)とは、食物のカロリー(kcal)を重さ(g)で割った数値です。
 
 例えば、カロリーが60kcal で重さが80gのブドウのカロリー密度は、60÷80=0.75 となります。
 
 また、重さが同じ80g でもカロリーが320kal のチーズの場合は、そのカロリー密度は、320÷80=4.0 ということになります。
 
 従って、チーズは、ブドウよりカロリー密度が高いということになります。
 
 なぜ、こんなお話をするかといいますと、カロリー密度の低い食べ物を食べるようにした方が、ダイエット的には、よさそうだ、という話があるからです。
 
 カロリー密度を減らすには、食べ物の水分や繊維分を増やし、脂肪分を減らすことです
 
 ただ、食べ物の脂肪分を減らすと、味に影響が出るので、大抵、脂肪を減らす代わり、砂糖などの炭水化物を増やして、味を調整するようです。
 
 でも、砂糖などをたくさん加えてしまえば、結局、カロリー密度は、脂肪の多い食物と変らなくなってしまいます。
 
 また、食物に含まれる水分量や繊維量というのも、カロリー密度を左右する要素となります
 
 つまり、乾燥していて、カリカリになっているパンなどは、脂肪分の少ないものでもカロリー密度的には、高脂肪の食物並みになっている可能性があるわけです。
 
 このへんのことを考慮しないと、単に脂肪分が少ない食べ物といっても、乾燥したものでは、カロリー密度の高いものを食べているかもしれないのです
 
 このような食物は、分量が少なくても、カロリー的には、たくさん摂取することになるので、要注意です。
 
 このお話、実は、むらさんが書かれているフルーツダイエットのお話につながっていきます。(続く)
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
 
参考文献:

Dietary approaches to the treatment of obesity.

Makris AP - Psychiatr Clin North Am - 01-MAR-2005; 28(1): 117-39, viii-ix
 
 
  
Posted by ktamaoku at 21:30Comments(4)TrackBack(0)

2005年05月10日

禁煙後の肥満

   こんにちは、皆川です。
 
 皆さんの中には、タバコをやめてから太り出した方や、タバコをやめると太りそうだから、禁煙しない、という方、いらっしゃるかと思います。
 
 ところで、禁煙後の肥満の度合は、遺伝的な要因に左右されるようですが、若い人ほど、また、ヘビースモーカーだった人ほど、太りやすい傾向があるようです。
 
 禁煙後、体脂肪が増えますが、多くは、皮下脂肪の増加です。
 
 体重増加の原因は、禁煙後、食欲が増し、カロリー摂取量が増えること、基礎代謝が減ること、活動が低下することなどがあるようです。
 
 喫煙によって、ブドウ糖の処理能力は落ち、インスリンの効きは、悪くなるため、喫煙者は、非喫煙者に比べて、高インスリン血症の状態に陥っています。
 
 ところが、禁煙すると、体重が増えるにもかかわらず、なぜか、インスリンの効きは、よくなるようです。
 
 ですから、禁煙は、体重が増えるとはいっても、体には、悪くなさそうです。
 
 最近は、禁煙にニコチンパッチとかニコチンガムを使うことがあります。
 
 ある研究によると、太るのを恐れてタバコをやめられなかった女性らに対し、低カロリーダイエットとニコチンガムの使用を行わせたところ、禁煙成功率が高まっただけでなく、禁煙後の肥満も防げたということです。
 
 ですから、禁煙後の体重増加を恐れて、禁煙できないでいる方は、ダイエットの実践とニコチンガム(または、ニコチンパッチ)使用の両方を行なうことで、禁煙に挑戦してはいかがでしょうか?
 
  このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
 
参考文献:

Smoking cessation and weight gain.

Filozof C - Obes Rev - 01-MAY-2004; 5(2): 95-103
  
Posted by ktamaoku at 21:56Comments(2)TrackBack(2)

2005年05月09日

(続)肥満はうつる?

  こんにちは、皆川です
 
 前回の記事に対して、ミリエ さん、コメントありがとうございました。
 
 さて、前々回、「肥満はうつる」というテーマで、お届けしましたが、ちょっとサプライズ!という感じでしたので、続編をいってみたいと思います。
 
 実は、その後、文献を調べましたところ、アメリカの著名な肥満研究者の中には、既に、肥満を引き起こすウィルスの抗体を持っているかどうかを検査する会社を設立した人がいることがわかりました。
 
 彼らは、数年間に渡り、肥満とアデノウィルスー36との関係について研究し、このウィルスに対する抗体の有無を調べる方法を確立しました。
 
 この研究者らの名前は、Nikhil DhurandharRichard Atkinson です。
Richard Atkinson は、以前は、ウィスコンシン大学に在籍し、アメリカ肥満協会の創設者です。
 
 肥満が感染するなどという考えは、非常に奇抜なのですが、しっかりした動物実験の裏付けがあったため、同僚の研究者らの、彼らに対する反応は、尊敬の念に満ちたものだったようです。
 
 彼らは、アデノウィルス36に感染した、ニワトリ、マウス、赤毛ザル、マーモセットは、感染してないものに比べ、より肥満になる傾向がある、これまで、報告してきました。
 
 また、500人の人間を調べた結果、肥満者の30%、非肥満者の11%が、アデノウィルス36に対する抗体を持っていたということです。
 
 アデノウィルス36が、肥満を引き起こすメカニズムですが、幼弱な肥満細胞の分化(成熟した肥満細胞になること)を促すことにあるようです
 
 ただ、このウィルスに対する抗体検査を受け、仮に持っていることが判明した場合、ひとつ、大きな問題があります。
 
 今のところ、このウィルスに感染していることがわかっても、治療の方法がないことです
 
 ですから、今現在、太っている人が、この検査を受けても、あまり、意味がないかもしれません。
 
 太っている人がこの検査を受けて、このアデノウィルス36に感染していることがわかっても、手立てはないわけですから。
 
 むしろ、今、太っていない人が、将来的に太る可能性があるかどうか、知るために活用する方が、意味がありそうです。
 
 今太っていない人が、この検査を受けて、抗体陽性だったら、将来、太らないような、食生活や運動などを心がけるきっかけになるわけです。
 
 そうした活用の仕方はいいかもしれません。 
 
 さて、あなたは、この検査を受けてみたいと思いますか?
 
  このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
 
参考文献:
Is obesity an infectious disease?
Tabitha M Powledge
The Lancet Infectious Diseases
Volume 4 • Number 10 • October 1, 2004
  
Posted by ktamaoku at 23:45Comments(1640)TrackBack(0)

2005年05月08日

運動だけでもグレリンは増える!?

  こんにちは、皆川です。
 
 前回の記事に対し、 谷口光利 先生、コメントありがとうございました。
 実は、最近考えているのは、食事とか運動などといったことだけでは、なかなか、肥満の問題は、説明がつかないのではないか、ということです。
 
 そのような意味で、とりあえず、感染症と肥満の関わりを取り上げてみた次第です。
 
 感染症のほかに、考えられるものとしては、食品添加物と肥満との関係なのですが、意外と文献がありません。全くないわけではありませんのでいずれ取り上げてみようとは思っています。
 
 さて、今回は、また、運動のお話に戻します。
 
 しばらく、グレリンやレプチンのこと、触れなかったので、忘れてしまった方もいるかもしれませんが、目次をご覧になって、グレリンやレプチンの記事をもう一度お読みなって下さい。
 
 簡単に、グレリンのこと触れておきますと、グレリンというのは、主に、胃から分泌されるペプチド(アミノ酸のつながってもの、ホルモンのようなもの)で、体脂肪が減ってくると分泌が促され、食欲を高める働きに担っています。
 
 簡単な話、腹が空いてくるとたくさん分泌され、食欲が満たされると、分泌されなくなるわけです
 
 これまでは、食事によって、その分泌の度合いが左右されるものと考えられてきたわけですが、長期間(1年)、運動を続けた場合、グレリンの分泌に変化が出るのかどうか調べた研究はなかったようです。
 
 そんなことがわかったから、それがなんなの?と思われる方、いらっしゃるかと思いますが、最後にその意味を説明しますので、最後までお読み下さい。
 
 この研究では、173人(5人は途中で脱落)の閉経後女性を1年間、有酸素運動をさせたグループとストレッチングのみ行わせたグループに分け、体重の変化やグレリンの分泌の変化を調べています。
 
 但し、食事のカロリーは、変えないようにさせています。
 
 その結果、有酸素運動を行ったグループでは、1年後、体重は減少(1.4±0.4kg)、グレリン分泌量は増加しました。ストレッチングのみ行ったグループの方は、どちらも変化がありませんでした。
 
 有酸素運動を行った人の中で、3kg以上、体重が減った人の場合、グレリンの分泌量は、18%増えたことが確認されています。
 
 これらのことが意味するのは、食事を減らさなくても体重が減れば、グレリンは増えるということです。これは、1年という比較的長期間を経ても、体は、決して体重や体脂肪が減ったことに慣れてはくれないということを意味します。
 
 頑張ってダイエットや運動を長期間続けていても、脳は、執念深く、ちゃんと体脂肪をセットポイント(その人にとって適切と脳が判断した体脂肪量)に戻そうとチャンスをうかがっているということです。
 
 ですから、1年もダイエットや運動を続けたのだから大丈夫、なんて思ったら大間違い!油断すればすぐ、元の体重にもどってしまうのですよ、ということをこの研究は、暗に示唆していると思っていただければと思います。
 
  このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
 
参考文献:

Human plasma ghrelin levels increase during a one-year exercise program.

Foster-Schubert KE - J Clin Endocrinol Metab - 01-FEB-2005; 90(2): 820-5
  
Posted by ktamaoku at 20:05Comments(135)TrackBack(0)

2005年05月07日

肥満はうつる?

  こんにちは、皆川です。
 
 零梛 さん、ミリエ さん、ナミナミ さんコメントありがとうございました。
 
 運動と減量に関しては、まだまだ、いろいろな文献がありますが、なかなか、実行困難なものをご紹介しても、皆さん、ショックをお受けになるだけでしょうから、ちょっと、話題を変えてみます。
 
 肥満の原因として、一般に云われるものは、カロリーの摂りすぎ、運動不測、遺伝といったものですが、もうひとつ、見落とされがちなものがあります。
 
 それは、感染症です。
 
 エー!?
 
 肥満ってうつるものなの? 
 
 と驚かれる方もあるかと思いますが、肥満を引き起こすことが確認されているウィルスは、いくつかあります。
 
 過去20年間に7つの病原体が、動物では確認されています。
 
 最初に報告されたのは、犬ジステンパーウィルスです。他には、Rous関連ウィルスー7、アビアンレトロウィルス、ボルナ病ウィルスなどです。
 
 これらは、中枢神経にダメージを与えることで、肥満を引き起こすと考えられています。
 
 おそらく、脳が食欲や体脂肪量を調節するメカニズムを狂わせてしまうのでしょうね。
 
 また、これらのほかに、動物に実験的に感染させたところ、肥満を引き起こしたものとして、SMAM-1ウィルス、アデノウィルス タイプ36などがありますが、実は、この2つのウィルスは、人間の肥満との関連が考えられています。
 
 まだ、どのようなメカニズムで、人間の肥満に関わるのかは、はっきりしてないようですが、それがわかれば、肥満の治療や予防にかなり、重要な意味をもってきそうです。
 
  このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
 このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
参考文献:

Contribution of pathogens in human obesity.

Dhurandhar NV - Drug News Perspect - 01-JUN-2004; 17(5): 307-13
  
Posted by ktamaoku at 23:32Comments(3)TrackBack(0)

2005年05月05日

減量のための運動の方法

 こんにちは、皆川です。
 
 前回の記事に対して、零梛 さん、Yumi さん、トオル さん コメントありがとうございます。
 
 今回も減量と運動の関係について書いてみます。
 
 前回、Yumi さんから、どのような運動をするのがよいか、というご質問をいただきましたので、その点について、お答えしたいと思います。
 
 まず、いろいろな文献に書かれている内容からすると、肥満者の減量という目的のために、推奨される運動の頻度は、少なくとも、週150分(1回30分で週5回)というのが、妥当な線のようです。
 
 また、できれば、週300分(1回60分で週5回)とも書かれています。
 
 これは、なかなか大変かもしれません。
 
 さて、運動の内容ですが、やはり、早歩きなどの有酸素運動が勧められています。
 
 実際に、減量に対する有酸素運動と筋力トレーニングの効果について調べた研究があるようなのですが、12ヶ月行ってその効果をみたところ、筋力トレーニングには、あまり、減量効果は見られなかっということです。
 
 次に、どの程度の運動を行えばいいかという問題ですが、その人の最大心拍数の55〜70%、目安にするといいようです。
 
 といいますのは、もっと、強度を上げた運動を行った場合と、この程度の運動を行った場合の減量効果を調べた研究もあるのですが、あまり差はみられなかったということなのです。
 
 尚、最大心拍数とは、1分間に心臓が拍動できる最大の心拍数を意味します。これは、年齢によって違ってきます。
 
 一般に 220-(年齢) と考えてください。
 
 例えば、30歳の方であれば、220−30=190 で計算されますから、190が、最大心拍数ということになります。
 
 そして、減量のために適切な運動の強度は、190の55〜70% ということになりますので、1分間の心拍数が104〜133 ということになるわけです。
 
 早歩きしながら、ご自分で脈をみて、大体このくらいの範囲に収まるように歩くスピードを調整するようにしてみて下さい。
 
 尚、脈拍を診る時は、10秒間の脈拍数を数えて、6倍すれば、OKです。
1分間数えなくても、普通は、これで、事足ります。
 
ただ、これも結構大変ですから、こんなものを利用すると本当に楽です。
 
 こちら→ 腕時計型心拍計
 
これ、時間も測れてなかなか便利ですが、意外とお店では売られていません。
 
 注意していただきたいのは、運動だけでは、減量の効果は少ないということです
 
 必ず、食事療法と組み合わせて行うように心掛けて下さい。
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
 
このブログとともにメールマガジンも発行しております。 
無料メールマガジンのご登録こちらから
                           ↓↓↓↓
 
参考文献:

Exercise in the treatment of obesity.

Jakicic JM - Endocrinol Metab Clin North Am - 01-DEC-2003; 32(4): 967-80
  
Posted by ktamaoku at 21:16Comments(14)TrackBack(0)

2005年05月04日

さて、運動の効果は?

 こんにちは、皆川です。
 
 零梛 さん、 いつもコメントありがとうございます。
 
 さて、運動して体重が減ったグループ、ダイエットで体重が減ったグループ、はたまた、体重が変わらなかったグループ、結局、どうなったでしょうか?
 
 ジャジャーン!結果の発表です。
 
 実は、運動やダイエットで減量できたグループは、平均で6.5%体重が減りました
 
 しかし、心肺機能が改善したのは、やはり、運動で体重が減ったグループだけでした。
 
 また、全体の皮下脂肪やお腹の皮下脂肪は、運動でやせたグループが、最も減りました。
 
 内臓脂肪に関して、運動とダイエットをしたグループは、何もしないグループに比べ、減っています。
 
 インスリン感受性(インスリンの効き具合)については、運動でやせたグループだけが改善しています。
 
 ですから、やっぱり、運動でやせるということは、それなりに意味のあることだと言えましょう。
 
 この研究で注目したいのは、食事のカロリーを制限することなく、運動だけしたグループにおいても、体全体の脂肪及びお腹の脂肪、更には、内臓脂肪も減少し、インスリンの効きも良くなっているということです。
 
 そして、もうひとつ、面白いことは、体重は減っていなくても、運動したグループの場合、総脂肪及び腹部の脂肪が減ったということです。
 
 
ところで、運動する時は、必ず、ストレッチングを、運動前後に行ってくださいね。
 
 
特に、中年以降の方は、これを怠るとあとで、筋肉痛や筋肉の張りが必ず起こります。
 
 
ストレッチングのやり方については、きちんと本を読んで正しく覚えて下さい。
 
 
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
  
Posted by ktamaoku at 19:25Comments(10)TrackBack(1)

2005年05月03日

運動が減量に及ぼす効果

 こんにちは、皆川です。
 
 前回の記事に対して、零梛 さん、 谷口 先生コメントありがとうございます。
 
 今回は、いつも食事のことばかり、取り上げてますので、たまには、運動の効果について書かれた文献をご紹介してみたいと思います。
 
 その前に、久しく行なっておりませんでしたが、ブログのご紹介をさせていただきます。
 
 皆さんは、代替医療という言葉をご存知でしょうか?
 
 昨年、混合診療の問題が、かなり、話題になりましたが、その時に代替医療というものが、現代医療で治らない病気に対する治療手段として、用いられることがあるのを知った方もおられるかと思います。
 
 代替医療と呼ばれる治療には、いろいろなものが含まれますが、総じて、体をいろいろな部品の寄せ集めのように見るのではなく、全体として機能してしているものとみる
 
また、人間の持つ自然治癒力を引き出してあげることで病気を治そうというポリシーのもとに行なわれているものが多いように思います。
 
 現代医療では、一般に、病気の症状を抑え込む治療、病気の原因になるものを叩く治療、悪いところを切り取ってしまえば、それでよしとする治療が行なわれているのとは、対照的です。
 
 そんな代替医療について、詳しくお知りになりたい方は、零梛 さんのこのブログが、大変参考になります。
 
 
 
 では、本題に入ります。
 
 今回の文献は、2004年5月の「肥満リサーチ」という雑誌に掲載された論文で著者は、カナダのRoss R らです。
 
 彼らは、肥満女性の皮下脂肪・内臓脂肪・インスリン感受性に対するダイエットや運動の効果を調べるため、54人の閉経前の肥満女性(ウェスト 110±5.8cm、BMI 31.3±2.0)を対象にした研究を行ないました。
 
 <方法>
 この女性らを無作為に次の4つのグループに分けました。
 
 ダイエットで減量させるグループ(15人)
 運動で減量させるグループ(17人)
 運動はさせるが、体重は減らなようにする
                          グループ(12人)
 ダイエットも運動もさせず体重も変わらないように
                      させるグループ(10人)
 
 14週間こうしたことを行なわせ、体重や皮下脂肪・内臓脂肪・心肺機能などについて調べました。
 
 さて、どうなったでしょうか?
なかなか、興味深いですね。
その結果は、また、次回に!
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
 
  
Posted by ktamaoku at 12:03Comments(4)TrackBack(1)

2005年05月01日

高タンパクダイエットの問題点

  こんにちは、皆川です。
 
 前回は、高タンパクダイエットが、減量に有効な理由を説明した文献をご紹介しました。
 
 どうも、高タンパク、高炭水化物、高脂質それぞれのダイエットを比較すると、高タンパクダイエットに分がありそうなのですが、高タンパクダイエットには、やや、問題もあります
 
 今回は、その辺のところについて、ご説明したいと思います。
 
 タンパク質を摂りすぎると、腎臓に負担をかける、あるいは、腎臓に石ができやすくなといったことが、昔から云われています。
 
 しかし、高タンパクダイエットの定義が、今ひとつ曖昧であることなどから、これまで、きちんとした研究が、なされてこなかったようで、人間の場合、どのような悪影響が出るか、はっきりしてないようです。
 
 ただ、アメリカ腎臓病ジャーナル 2004年12月号に掲載されているFriedman AN の論文によれば、慢性腎臓病を持っている人については、高タンパクダイエットは、避けるべきであるとのことです。
 
 また、慢性腎臓病というのは、しばしば、silent disease(自覚症状のないまま、起こっている可能性のある病気)であるため、高タンパクダイエットを行おうとする人は、必ず、尿検査や血液検査を受け、腎臓に問題がないことを確認してから、行うべきだとも述べています。
 
 腎臓に対する問題以外では、骨に対する問題が起こる可能性も指摘されていました。
 
 しかし、こちらに関しては、2005年1月の雑誌臨床内分泌代謝に掲載された論文によれば、少なくとも、短期間のダイエットに関してみれば、あまり、問題はなさそうだ、とする研究報告が出ていました。
 
 高タンパクダイエットを考えられている方は、以上のことをご参考にされ、、トライされてはいかがでしょうか? 
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
  
Posted by ktamaoku at 16:10Comments(9)TrackBack(3)

2005年04月30日

高タンパクダイエットは、なぜ、有効か?

 こんにちは、皆川です。
 
 前回の記事に対して、零梛 さん、ナミナミ さん、ストラグル ドットコム さん コメントありがとうございます。
 
 前回、ご紹介した論文の著者は、高タンパクダイエットを、高炭水化物ダイエットや高脂質ダイエットより、勧めていました
 
 今回は、高タンパクダイエットが、なぜ、減量に有効なのか、その理由を説明した文献をご紹介します。
 
 <論文のタイトル>
健康で若い女性では、高炭水化物低脂質ダイエットに対し、高タンパク低脂質ダイエットでは、食後の熱産生が100%増えている
 
 (Journal of the American college of Nutrition の2002年2月号に掲載されたもの。
 著者は、アリゾナ州立大学のJohnston CS ら)
 
 <目的>
 高タンパクダイエットが、なぜ、減量に有効か、調べるために、食後の熱産生を調べ、高炭水化物ダイエットを行った場合と比較した。
 
<対象>
 19歳〜22歳の健康な10人の女性(正常体重、非喫煙者)
 
<方法>
 高タンパク低脂質食及び高炭水化物低脂質食をそれぞれ1日ずつ摂らせ(28日または56日の間隔を置いた)、食後の熱産生と体温を調べた
 
 <結果>
 食後2.5時間後の熱産生は、高タンパク食の方が、高炭水化物食より、2倍、多かった
 
 また、体温は、高タンパク食後の方が、わずかに高かった。
 
<結論>
 以上のことから、高タンパクダイエット時の方が、エネルギー消費が大きいため、減量に効果的であるといえるかもしれない。
 
 ざっと、こんなところですが、いかがでしょうか。
 
 ただ、高タンパクダイエットは、必ずしも、誰でもトライしてよいうというわけではなさそうです。
 
 健康に害を及ぼす場合もあるようですので次回は、そのあたりのことについて、ご説明したいと思います。
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
  
Posted by ktamaoku at 22:00Comments(211)TrackBack(2)

2005年04月28日

3つのダイエット法の比較

 こんにちは、皆川です。
 
 前回の記事に対して、零梛 さんコメントありがとうございます。
 
 いよいよ、ゴールデンウィーク突入。
外食の機会も多くなりそうです。
ゴールデンウィークが終わった時の体脂肪率、かなり、心配です。
 
 さて、今回は、高炭水化物ダイエットと、高脂質ダイエット高タンパクダイエットの3者を比較した、極めて興味深い文献をご紹介します。
 
 論文のタイトルは、
 
インスリン抵抗性肥満女性における、高炭水化物ダイエットと、高脂質ダイエット、高タンパクダイエットとの比較
 
 2005年1月のDiabetologia(糖尿病学)に掲載された論文で、著者は、ニュージーランドのエドガー国立糖尿病研究センターのMcauley KAです。
 
 方法
 
 96人の肥満女性(BMI 27以上)を3つのグループに振り分け、高炭水化物ダイエット、高脂質ダイエット、高タンパクダイエットを行なわせ、比較した。
 
 ダイエット期間中、被験者には、食物の選択についてのアドバイスは行なったが、摂取カロリーについての指示は行なわなかった。
 
 また、まず、8週間の減量期間、そののち、8週間の減量維持期間を設定した。
 
 ダイエット期間終了後、体重・腹囲・中性脂肪値・インスリン値・コレステロール値など測定した。
 
 結果
 
 体重・腹囲・中性脂肪値・インスリン値 いずれも、どのダイエット法においても減少したが、インスリン値を除き、その減少の度合いは、炭水化物ダイエットより、高脂質ダイエット及び高タンパクダイエットの方が、かなり大きかった。
 
 LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は、高炭水化物ダイエット及び高タンパクダイエットで減少した。
 
 高脂質ダイエットを行なった者のうち、25%の者で、この悪玉コレステロールが、10%以上増えた。
 
 この悪玉コレステロールが、10%以上増えたのは、高炭水化物ダイエットでは、13%、高タンパクダイエットでは、3%だった。
 
 考察
 
 この論文の著者は、心臓血管系の病気や2型糖尿病発症のリスクを減らすうえでは、高タンパクダイエットが、最も適切なダイエット法であると述べている。
 
 高脂質ダイエットは、短期間での減量効果には、優れているが、血液中の脂質レベル(中性脂肪やコレステロール)のチェックが必要であるとも述べている。
 
 また、これらのダイエットを長期間行なった場合の効果や潜在的な危険性については、明らかでないとしている。
 
 次回は、また、別の論文をご紹介します。
 
  このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
  
Posted by ktamaoku at 19:03Comments(8)TrackBack(2)

2005年04月26日

やっぱり、ハイカーボ?

こんにちは、皆川です。
 
 前回の記事に対して、谷口光利 先生零梛 さん、ナミナミ さんコメントありがとうございます。
 
 今回は、話を高炭水化物ダイエットの方に戻してみたいと思います。
 
 ご紹介する文献は、Journal of American college of Nutrition の2002年6月号に掲載されていたものです。
 
 タイトルは、
 
 「低炭水化物ダイエットと高炭水化物ダイエットの比較
 
      です。
 
 まさに、ズバリ、このブログを読まれている皆さんの興味の対象そのものだと思います。
 
 この論文では、摂取した食事に関する、あるデータをもとに、食事に占める炭水化物の比率を「超低、低、中、高」の4段階に分けて、いくつかの項目について比較検討しています。
 
 その項目とは、摂取カロリーエネルギー密度(食事量1gあたりのカロリー)、3大栄養素の構成BMI です。
 
 さて、その結果で注目すべきことは、
 
 高炭水化物ダイエットをしたグループは、他のグループに比べて、摂取カロリー、エネルギー密度が、低かったことです
 
 また、このグループは、他に比べ、脂肪の摂取が少なく、穀物や果物の摂取が多かったようです。
 
 そして、BMI 25以下の人は、高炭水化物ダイエットをしていた人に、一番多かったということです
 
  従って、この論文の著者は、高炭水化物ダイエットを勧めています。
 
 ウーン、いかがでしょうか?
 
 今回は簡単なご紹介にとどめました。
 
 ダイエット法に対する考え方には、いろいろなものがありますので、数多くご紹介したいと思い、ちょっと、体裁を変えてみました。
 
 次回は、また、別の論文をご紹介します。
 
  このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
  
Posted by ktamaoku at 23:25Comments(3)TrackBack(1)

2005年04月25日

食事内容とグレリン値の関係

 こんにちは、皆川です。
 
 前回の記事に対して、零梛 さん、ナミナミ さんコメントありがとうございます。
 
 では、さっそく、今回の論文の内容について、説明致します。
 
 この研究では、
 
 肥満者 20人(年齢 29.0±2.0,BMI 40.3±1.1)
              このうち、男性は6人、女性14人
 正常者 20人(年齢 28.6±1.6,BMI 21.7±0.4)
              このうち、男性は6人、女性14人
 
                                     について、調べています。
 
 
 実験方法
 
 夜間12時間絶食後(例えば夜8時から翌朝8時まで)、病院に来てもらい、予め用意してある6種類の食事を適当に振り分けて与え、食前30分、食後30分おきに3時間まで、採血を行って、グレリン値を測定しました。
 
 
 用意した食事の内容
 
 500mlの液体状の食事で 250kcal , 500kcal , 1000kcalの3種類
 
 900mlの液体状の食事で 1000kcal , 2000kcal , 3000kcalの3種類
 
     合計 6種類
 
 どの食事も、炭水化物、脂質、タンパク質をしっかり含んでいますが、カロリーの調整は、主に脂質の量を増やすことで行っています
 
 
 結果
 
 食前のグレリン値は、正常者に比べ、肥満者の方が、明らかに低かった。
 
 ∪犠鐚圓両豺隋食後のグレリン値は、与えられた食事のカロリーが、多いほど、低くなる傾向が見られた。
 
  肥満者では、必ずしもそのような傾向を示さなかった。
 
 食後のグレリン値の低下の度合い、肥満者の方が少なかった。
 
 1000kcalの食事については、500mlのものと900ml のもの用意したが、それらを摂取した被験者の食後のグレリン値に差は見られなかった。
 
  
 以上のような結果が得られたわけですが、この結果から、
 
「コンニャクなどのようにカロリーの低いものを食べることで空腹感をまぎらわせることができるか、どうか」
 
 という質問に対する答えが導き出せそうです。
 
 おわかりになりましたか?
 
 お分かりにならない方には、明日、発行される私のメールマガジンの方で、解説致しますので、そちらをご覧下さい。 
 
 もちろん、お分かりになった方も、ぜひ、ご覧下さい。
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
  
Posted by ktamaoku at 23:37Comments(8)TrackBack(1)

2005年04月24日

低カロリー食で空腹をしのげるか?

 こんにちは、皆川です。
 
 前回の記事に対して、零梛 さん、ナミナミ さんコメントありがとうございます。
 
 また、以前書きました「レプチン抵抗性」という記事に対して yumi  さん、コメントありがとうございます。
 
 yumiさんからは「血液型ダイエットについて、どう思うかという質問でした。
 
 私が初めて、「血液型ダイエットという言葉を聞いた時は、血液型占いとダイエットを引っ掛けた、低俗な内容の本かと思ってしまいましたが、実際に読んでみると、食事の摂り方について実に、医学的によく説明している本であることがわかり、感激した記憶があります。
 
 これは、一読の価値がありますので、ぜひ、お読みになるとよろしいかと思います。
 
 この本に書かれていることは非常に説得力がありましたので、私自身、しばらく、実践したことがあります。
 
 一応、この本に書かれていることを実証した医学文献があるかどうか、きちんと調べさせていただいたうえで、お答え可能でしたら、本文中で、テーマとして取り上げさせていただきたいと思います。
 
 さて、いろいろなダイエット法について、公平にその医学的な根拠を示した文献をご紹介していきたいと思いますが、今回は、ちょっと、一息入れて、少し、趣の違うお話をしたいと思います。
 
 以前、零梛 さんから、
 
 「お腹が空いた時に、コンニャクなど、低カロリーで、お腹がふくれるものを食べることで、空腹を紛らわすことはできないか」
 
 といったご質問をいただいたことがありましたが、それに対する答えとなりそうな文献が見つかりましたので、ご紹介してみたいと思います。
 
 文献のタイトルは、
 
「食後の血しょうグレリンは、正常な体重の人では、食事のカロリーに比例して抑制されるが、肥満者では、抑制されない」です。
 
 著者は、イギリスのC.W.le Roux らで、雑誌 臨床内分泌代謝の2005年2月号に掲載されたものです。
 
 この論文は、体重が正常な人と肥満の人とで、食後のグレリンの分泌がどう違うかということを比較検討したものです。
 
 この研究で面白いのは、被験者に与えた食事の内容です。
 
 食事の量、カロリー、脂質の占める割合を変えたものを数種類用意し、その食事の内容によって、反応にどのような違いが出るかを調べている点です。
 
 被験者の構成、具体的な方法などについては、また、次回、ご説明しますが、この研究が、なぜ、
 
 「お腹が空いた時に、コンニャクなど、低カロリーで、お腹がふくれるものを食べることで、空腹を紛らわすことはできないか」
 
 というご質問のお答えになるかという点です。
 
 実は、食後のグレリン値は、与えた食事の量ではなく、カロリーの違いによってによって、差があったのです
 
 詳しくはまた、次回。
 
  このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
  
Posted by ktamaoku at 23:59Comments(2)TrackBack(1)

2005年04月23日

ダイエット法あれこれ

 こんにちは、皆川です。
 
 ナミナミ さん、零梛 さん コメントありがとうございました。
 
 メルマガも読んで下さって、ありがとうございます。
 
 さて、このところ、このブログとメルマガでは、グレリンやレプチンのこと、そして、高炭水化物食のことを取り上げています。
 
 低炭水化物ダイエットではなく、高炭水化物食(低脂質)です。
 
 なぜ、これを取り上げていると思われますか?
 
 実は、アメリカの医師向けの医学文献の検索サイトで調べると、この低脂質高炭水化物食を勧める論文が、ある一方で、皆さん、良くご存知の、低炭水化物ダイエットを勧める文献も相当数、見受けられるのです。
 
 更には、高タンパク食を勧める文献も見られます。
 
 つまり、いろいろな意見があり、現在、議論されている段階であり、どれが一番いいか、統一された見解が、出ているわけではないと、考えた方がよさそうなのです。
 
 以前、このブログで、低インスリンダイエットが、最近、見直されている、というお話をしたことがありましたが、
 
 その一方で、現在、私がご紹介しているように、全く逆の食事法である、高炭水化物食で減量できる、という考え方を証明した研究も出ているわけなのです。
 
 非常に矛盾することなのですが、それぞれの研究者が、それぞれのやり方で、実験を行い、結論を導き出しているわけで、決して、自分のひとりよがりな考え方を述べているわけではありません。
 
 全てきちんとした裏づけのあることを論文という形で発表しているわけです。
 
 そんな中で、今、私が、高炭水化物食を勧める論文を取り上げているのは、
 
 低インスリンダイエットに、皆さんの目が向けられている今、こんなダイエット法がよいと主張している研究者もいるということを知ってもらいたいからでした。
 
 でも、なぜ、このように相反するダイエット法が、いずれも、効果があると結論付けられるのか、不思議ですよね。
 
 その理由として、まず、
 
 どんな人を被験者に選んで実験を行ったか、
 
 次に、
 
 何を指標(目印)にしたか、つまり、グレリンレプチンの変化から判断したのか、あるいは、インスリン血糖値の変化から判断したのか
 
 そして、
 
 どのくらいの期間実験をおこなって得たデータなのか、
 
 例えば、食後数時間しか見ないで出したデータなのか、半年、一年という期間追跡して出したデータなのか、
 
 などによって、同じような食事を与える実験を行っていても、出てくる結果が違ってくることもありうるわけです。
 
 ですから、私のブログやメルマガでは、被験者や実験方法などについても、あえて、紹介しているわけなのです。
 
 おそらく、多くの方は、そんなことはどうでもいいから、どうすれば、やせられるの、という結論を求められると思いますが、
 
 正直なところ、どれが、一番良いか、はっきりした結論が出ていない現状では、いろいろな論文をみて、自分なりに吟味していく必要があるのではないか、と考えるのです。
 
 そのような目で、このブログを参考にしていただければと思います。
 
 できるだけ、公平に、今、出ている論文をご紹介するように
努めていきたいと思っています。
 
 ちなみに、昨日は、ブログに記事を投稿できませんでしたが、実は、検索サイトを利用するとはいっても、かなりの数の論文に目を通した上で、皆さんにご紹介する価値のあるものを選び出しておりますので、論文を読んでいるだけで、深夜2時、3時になってしまうことがあるのです。
 
 昨日もそんな状況でした。そのようなわけで投稿できなかったのですが、まあ、頑張って続けていきます。
 
 このブログ、ためになったと思われた方は、こちら人気blogランキングへをクリックお願いします。
 
 
  
Posted by ktamaoku at 22:32Comments(6)TrackBack(1)